paperchartは導入済みだけれどもJSA連携をしていないため、今回はそのお手伝いをしてきましたので備忘録です。
paperchartからJSA台帳へのデータ転送方法
paperchartからのJSAへのデータ受け取り方法はふたつあります。
- 特定のフォルダにJSA用データを転送し、JSAが自動的に取り込む
- JSA用データをUSBメモリなどに保存し、JSA麻酔台帳システムに読み込ませる
今回のサポートでは前者の方法でした。
KS.exeで、jsa_transit_directoryにJSA転送用データの転送先を指定します。(USBメモリでも指定可)

そしてJSA PIMS側の操作ですが、PIMSに自動的に取り込ませる場合、JSA麻酔台帳管理者でログインして「自動麻酔記録装置IF」を選択、「ファイル受け取りフォルダ」を指定します。この時、paperchartのjsa_transit_directoryと同じであること。
以下画像はPIMS設定画面のキャプチャで、何も編集していないデフォルトの画面です。

JSAデータ転送を行うpaperChartのアプリケーションが「BIN\JD.exe」です。

JSA転送用データはXML形式で、「CONF\jsatmplt.txt」はXMLデータを作成する際のテンプレートとなるファイルであり、JSA麻酔台帳のバージョンアップの際は変更が必要な場合があります。
変更の際のJSAパッチがありますので、それらをすべてあてて最新の状態にしておくようにします。
JSA 麻酔台帳対応のために行うべき変更
以下の項目においてそれぞれのコードを設定する必要があります。
- 職員コード(術者・麻酔科医・看護師)
- 科コード
- 病棟コード
- 手術室コード
これらは各施設(病院・医院様)によって異なるようです。
paperChart 側で設定したコードとJSA台帳側で設定したコードの一致が必要です。
上記①②についてはADM\DMG-人名.txt、③④についてはADM\DMG-施設別.txtにて編集します。②の科コードについてはDMG-施設別.txtで編集はしません。
また、paperchartを立ち上げて一般情報(患者情報)の画面でも編集は可能です。もし項目の中で編集できないタブがありましたら、CONF\dmgcnf.txt内の該当項目のカッコの中に【editable_menu = yes;】を追記することで編集が可能になります。

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