事例:
各手術室に設置しているpaperChartのうち、ある1室のPCのデータのみ、セントラルPCでのモニタリングができない。
PCを違う手術室に移動させて接続してみたりしたが、症状は同じである。
確認すべき事項:
BM.exeは、各paperChartが使用しているfile suffixを元に表示する症例を決めている。
file suffixは、KS.exeで最初に設定する2桁の数字であり、設定後は/CONF/dircnf.txtに保存される。
(記述箇所は最初の方にあり)
paperChartの症例ファイル ⇒ YMDnxx.txt、YMDnxx.wnaという形式
拡張子前のファイル名詳細
・YMD は36進法で西暦年、月、日を一桁ずつ
・n はそのPCでの同日の症例番号が0から
・xx の2桁がファイルサフィックス
・YMD は36進法で西暦年、月、日を一桁ずつ
・n はそのPCでの同日の症例番号が0から
・xx の2桁がファイルサフィックス
各paperChartの設定(Ks.exeもしくはdircnf.txt)、BM.exeでの設定、保存されているデータファイル名の拡張子前2桁のfile suffixがそれぞれ正しいかどうか、を確認する。
確認後に判明した原因:
モニタリングできないpaperChartの症例データを確認する際、DATAフォルダに症例データがひとつも保存されていない状態だったことが判明し、KickStart(Ks.exe)の設定を確認。
すると、症例データの保存先を指定する箇所「data directory」に、正しいディレクトリが入力されていなかったことがわかった。
解決方法:
ここを、本来症例データが保存されるべき正しいディレクトリを指定しなおしたところ、症例データがDATAフォルダにどんどん保存されるようになり、保存された症例データのファイル名内file suffixも問題なく、結果セントラルPCでのモニタリングができるようになった。
重要:
BM.exeは、各paperChartと直接通信しているのではなく、共有フォルダに保存されるデータファイルを見ることで一覧表示を行っている!
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