paperChart導入例

GE社麻酔器 carestation750 接続事例

paperChart
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麻酔器の機種情報:

GEヘルスケア社 carestation 750シリーズ

carestation600シリーズ、エイシスCS2も同様です。

事前準備:

接続を試す前に準備しておきたいものをリストアップします。

GE:carestation用接続モジュール

オリジナルのpaperchartでは接続ができません。paperchart.netの齋藤智彦先生が専用のモジュールを作成してくださっているので問い合わせの上送っていただきます。そのモジュールをpaperchartフォルダの指定箇所へ配置します。

①PpcCtrl.dllをBINに配置。

②GeAnes.exe を BIN/monitorsに配置。

③GeAnes.txt を CONF/monitorsに配置。

とりあえずはここではファイルの配置まで行っておきます。

GE社専用ケーブル(D-sub15pin ー D-sub9pin)

専用ケーブルをGE社様へ発注する必要がありますが、今回わたしたちは接続テストを行うためにGE様よりケーブルを貸し出していただきました。

USBシリアル変換ケーブル

今のPCはシリアルポートがないことが多いので、USBポート変換ケーブルが必要になることがほとんどです。

※いつもやってしまうのですが、ドライバをPCにインストールし忘れると認識しないので「接続できない!」と慌ててしまうおっちょこちょいをやってしまいます。シリアルケーブルのドライバインストールを忘れずに。

接続:

設定ファイルの port=COMx: を使用環境に合わせて GeAnes.exe を起動します。正しく接続されていればデータが送信されてくるはずです。

paperChart への送信項目もかなり多いので、必要に応じて設定ファイルでコメントアウトする必要がでてきます。

動作確認出来たら、dircnf.txt の new, append ブロック内に

module=monitors/GeAnes.exe port=COMx /std_arg/ ;

を追加してpaperChartから起動できるようにします。

麻酔器の換気モードなど、文字列で表記されるデータはイベント欄に送信されます。
デフォルトでは、「コメント」として文字列で送られます。

まとめ

今回は、モニターを経由しない、GE麻酔器との単純接続でした。

ひとつ注意点としては、GECarestationは出力端子が1つしかないというところでしょうか。

麻酔器から出力するデータが2方向以上の場合、何らかの工夫が必要となってきます。


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