事例:
検査データ(ラボデータ手入力ツール)の既存の項目を追加したり変更したりして、カスタマイズ使用したい!
※検査機器から自動入力される項目ではない。
編集方法:
CONF/labom.txt の設定を編集する。
行を削除したり、項目名を変更したりすることで対応可。

以下、オリジナルpaperChartのlabom.txt内容。
// 検査項目名 = 単位 ;
pHa = “”; // pHは単位なし. “a”は動脈血のつもり.
PaO2 = mmHg;
PaCO2 = mmHg;
BEa = mEq/L;
HCO3-a = mEq/L;
pHv = “”; // “v”は静脈血のつもり.
PvO2 = mmHg;
PvCO2 = mmHg;
BEv = mEq/L;
HCO3-v = mEq/L;
Ht = %;
Hb = g/dl;
Na+ = mEq/L;
K+ = mEq/L;
Cl- = mEq/L;
Ca++ = mEq/L;
Glu = mg/dl;
PAWP = mmHg;
検査データの手入力では、データの値はバイタルサインとして登録されるため、入力後に変更することはできない。
また、バイタルサイン欄に表示される「チップ表示」については、parcnf.txtの内容に従って表示される。

例えば,HRでは
HR
{
symbol = color 0 192 0;
symbol = polygon -6 0 0 -6 6 0 0 6;
ordinate = hipress;
option = median;
}
と記述されている。記述内容の意味としては、
・symbol = polygon 多角形 (値を示す座標からの相対位置での多角形)を
・oidinate = hipress 縦軸は血圧などの0-220を刻んだメモリ上に
・option = median プロットする時間内のデータの中央値を表示する
となっている。
色を変えたければ、symbol = color rr,gg,bb; の部分を変更。
マークを変更したければ symbol = ….. の部分を変更。
検査結果のように数値をそのまま表示する場合は、
例えばHtでは
Ht
{
literal = “Ht = #”;
ordinate = labo;
option = median;
}
と記述されている。
・ordinate = labo; 検査値として該当時刻に上から順に文字列で表示
・option = median; 短い時間に複数入力があった場合にその中央値を表示する(これについては手入力ではあまり意味を持たない)
CONF/parcnf.txtに項目名をliteralで書式を設定し、ordinate = labo と記載した項目が、検査値としてチャート上に指定書式の文字列で表示されることになる。
また、
parcnf.txtの最初の方にも記載があるが、項目名をparcnf.txtとlabom.txtとで必ず統一されていなければならない!
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