事例:
イベント記号に付随するリマーク(コメント入力ボックス)の内容で、例えば選択肢の中の項目Aはコメント欄に表示されるようにし、項目Bはコメント欄に表示されないようにする、といった仕様にしたい。
結論:
その記号に関して入力されたコメント内容についてはコメントタブに常に表示され、「この項目だけをコメントに表示させる」もしくはその逆に「この項目のみ表示させない」という設定は現状では不可能。
イベント記号の表示についての考え方:
remcnf.txtで、項目のchoice = ....で指定された部分が選択肢となる。
メニューの選択肢内容を編集するにはADM/記号.txtにて編集する。
このリマーク設定部分で、copy_to_comment = yes; と指定すると、「そのイベントが起こったこと」がコメントタブの欄へ送信(表示)される。
copy_to_comment = no; だと、送信(表示)されなくなる。
以下、オリジナルpaperChartのremcnf.txtの挿管ボタンに関する記述の一部。
気管挿管
{
begin
{
label = 挿管;
symbol = color 0 128 64;
symbol = line -16 -14 16 -14;
symbol = line 0 -14 0 16;
choice = 記号.txt#気管挿管開始;
button
{
sheet = 記号;
left = 2330;
right = 2610;
top = 285;
bottom = 335;
background_color = 208 255 224;
symbol = color 0 0 0;
symbol = glyph 挿管 40;
}
ime = kana;
copy_to_comment = no;
}
end・・・
※ここで、私が以前こちらに関して勘違いしていたことがあったので、書いておく。
copy_to_comment = no;としても、コメント欄に表示されるじゃないか!というように勘違いしたことがあった。
どういうことかというと、


前述のremcnf.txt編集のところで「イベントが起こったこと」を強調した。
つまり、イベントが起こったこと(=ボタンが押された時刻とボタンのラベル名)が表示されるかされないか、ということであり、その記号に関する内容については常に表示される。
「T」が挿管のイベント記号なのだが、これに「*」がつくと、コメント入力されているという意味となり、この場合は「*」がついていないので何もコメント入力されていないということ。
下の画像を見てもらうとわかりやすいと思うが、下の画像の設定はcopy_to_comment = no;である。(オリジナルのpaperChartの内容で、remconf.txt設定は何も変えていない。)
コメント入力が入れば、そのコメント内容はコメントタブに表示される(もちろん記号に「*」もつく)。

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