事例:
「薬剤A」の持続投与量の計算について、画面上の表示ではmg/hrに統一していきたいが、現環境上での持続計算についてはγ計算になってしまっている状態。
したがって「単回」「持続」の総量が異なった値となってしまうので、これをmg/hr計算に統一したい。
条件:
ポンプからの自動入力ではなく、手動入力の薬剤についての設定。
(ポンプからの送信される薬剤データの場合は、ポンプ側の設定も関係するため。)
薬剤入力時の設定:

上の画像はデフォルト薬剤のもので、今回は「薬剤A=プロポフォール」とします。「投与方法」の部分で「単回」と「持続」がチェックされている状態。
- 単回: 1回ごとのボーラス投与のこと。今回はチェックが入っていないが、このモードに小計機能を組み合わせると、毎回の投与量は”1回量/積算量”というスタイルで画面表示される。
- 持続: シリンジポンプによる投与のように投与速度で指定されるもの。積算は投与速度と持続時間から自動的に行われる。
表示上の桁数を調整するには「表示少数桁」で適当な形式を選択。
この部分の選択とは関係なく、paperChartには実数が入力されているので、表示上の桁合わせのための設定となる。

その次の「単位」の項目でpaperChart持続投与を行った時の単位を指定する。
左のプルダウンリストでmg、チェックボックスで/kgと/hrが選択されていれば、mg /kg /hr での記載となる。
mg /hrで記載したい場合は/kgのチェックボックスを外す。
今回の事例のように、もしいわゆる γ (μg/kg/min) で記載するためには、プルダウンでμgを選択し、チェックボックスでは/kgと/minをチェックする。
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